【本当に雑談】メディア授業演習問題
雑談です。
12月中にすべてのレポート提出とメディア授業の受講が終わったので、あとは1月終末試験の勉強とメディア授業の演習問題をやっています。
在籍期間半年といっても、1月末のメディア授業の試験と上旬の終末試験にすべて合格していれば、2・3月はやることがなくなりそうですね。
ちなみに未合格のレポートは図書館情報技術論のみになりましたが、12月1日提出で未返却です(1月8日時点)。
ちょっと出すのが遅かったですね……(´・ω・`)
1日図書館に引きこもって、情報サービス演習のレファレンスブックを棚から引っこ抜いたり戻したりしています。
本当は、演習問題の中から実際に図書館職員の方にレファレンス質問をしてみようと思っていたんですが、忙しそうだったので遠慮しました。
お爺さん「演歌の歌詞の意味を調べるにはどの本を見たらいいの?」
職員「?国語辞典では駄目なんですか?」
お爺さん「”氷雨”っていう言葉」
結局国語辞典で事足りたようです。大変な仕事だな。
図書・図書館史レポート
【設題】(2021後期)
日本または西洋のどちらかを選び、それぞれの時代(古代、中世、近世、近代以降)の図書館発展の特徴をコンパクトに要約し、かつ私見(400字程度のまとめ)を述べてください。
→2000字の字数指定があるので、各時代ごとに400字を目安に教科書の内容をまとめました。参考文献を使って深い内容まで書いた方が良いのか思案しましたが、400字以内で教科書の内容を要約するだけで結構ギリギリなので、テキスト以上の内容は求められていないのだと思います。先生は優しいです。返却も爆速です。
【解答】(抜粋)
近世(江戸)
江戸時代を迎えると徳川幕府によって朱子学が官学化され、泰平の幕藩体制の下で町人文化が栄えた。学問が広く庶民の間にも広がり、貨幣経済への移行も相まって、町人の間に文化を形成する余地が生まれたのである。図書館は、武士や大名の文庫、朝廷や公家の文庫、町人の文庫、幕府の文庫などに類別される。
文字の普及によって大衆が読書機関を求めるようになると、浅草文庫や青柳館文庫といった、一般庶民のために開かれた庶民文庫が生まれてくる。前者は江戸時代最初の公開図書館といわれており、医者の板坂ト斎が蔵書を一般の閲覧に供した。後者は青柳文蔵が仙台に開いた文庫で、仙台藩が公費で運営したものである。その管理運営は近代公共図書館に遜色ない体をなしていた。
また、整版印刷によって出版が盛んとなる寛永期になると、貸本屋が創業されたものと思われる。本を背負い行商し、顧客に貸し出した本と見料を回収しながら商家や武家、遊郭などを回った。
近代(明治~)
封建社会が崩れ去り明治維新を迎えると、福沢諭吉を筆頭に西洋の図書館を見聞し日本に紹介した先覚者たちによって、図書館設置の重要性が注目されるようになった。書籍館は国立国会図書館の源流であり、身分的制約が撤廃された官立公共図書館の創始である。
明治初期以降、集書会社を先駆けとする近代図書館は各地に設立されたが、教育が国家主義に転換された煽りを受け、図書館は思想善導機関としての役割を強いられるようになる。
戦後の図書館は、アメリカの指導によってこのような国家主義的歪みを指摘され、民主化政策が進められた。図書館法が制定されたことで強い法規制力と図書館の整備・振興が期待されたが、実際は閉鎖的な利用法に終始し、暗く貧しいと称される空気に包まれていた。このような状況の下で気鋭の図書館員による『中小都市における公共図書館の運営』が提起され、1960年代以降、図書館サービスは飛躍的に伸長することになる。
図書館資料が紙媒体から電子媒体へと移行した情報化社会である現在、新たな情報環境を活かした多様な図書館サービスの模索が求められている。
→こんな感じ。
最後の私見は自由に思ったことを書けばいいと思うのですが、図書館史を勉強する意義としては、一貫して「かつて知識の与奪権は権力者にあった。図書館は、利用者の限定されていたその時代の権力者の私的な蔵書から、大衆に一般公開される知の象徴として姿を変えてきた」ということや、「人類の知的遺産=本を後世に伝えることの重要性」といったことを知ることにあると思います。電子化が進む現在の図書館の課題とか、興味のあることや時節柄の話題と絡めて感想を書けば評価していただけるはずです。あと先生が優しいです。
レポート着手のおすすめ科目順番
大量のテキストが届いてレポートを書けと言われても、一体どこから手を着けていいのか分からないと思います。
個人的な感想ですが、レポートを書く科目の順番をおすすめしておきます。
1. 図書・図書館史(もしくは生涯学習概論、図書館概論等)
図書館史は選択科目ですが、11科目の中で唯一の歴史科目であり、レポートも教科
書の要約+自分の意見といった感じです。なにより、先生の講評がとっても優しいの
でいきなり心が折れることがないです。
実際のところ、再提出をくらうと凹んでやる気がなくなってしまうので、最初に手
を着けるレポートは優しいもの(内容も先生の講評も)から始めて、書き方に慣れて
いくのが良いと思います。
もしくは、自分の一番興味のある教科から始めてみるのも手です。生涯学習概論、
図書館概論、児童サービス論などは先生の添削もスピーディで親切なのでおすすめし
ます。
2. 情報資源組織論、情報サービス論(メディア授業受講のための科目)
この2科目を早く仕上げてしまわなければいけないのは、メディア授業を受けるた
めです。メディア授業の受講申し込み期間というものがあるのですが、これが入学直
後の締め切りな上に、この2科目のレポートを仕上げていることが申込条件なのです。
提出さえしていれば合格済でなくてもOKの様なので、再提出を前提にとりあえず書
き上げて出してしまいましょう。
3. 図書館情報資源特論、図書館情報技術論、図書館サービス特論
後はレポートの優先順位はないので好みのものから書いていけばいいと思うのです
が、事務的な理由で先生の返却が遅いと言われている3教科を挙げてみました。
レポートの返却スピードは教科によって違うのですが、図書・図書館史や児童サー
ビス論は爆速(出して1~2日とか)で、情報資源特論や情報技術論は1.5か月くらいで
返ってきました。半年で卒業しようと思っているのに、1.5か月待って返ってきたレポ
ートが再提出だったりしたら、少なくとも3か月の時間を要することになるので焦り
ますよね。
インターネット出願手続きをしよう
入学の手続きについて書かれている記事をあまり見かけなかったので、記憶にある限りで綴っておきます。
私はこの手続きでちょっとまごつきました(笑)
入学を決めたら、近畿大学通信教育部ホームページから、インターネット出願ができます。インターネット出願→入学金支払い・必要書類郵送のみで手続き完了です。
必要書類の詳細がホームページ上のどこにも書いていなくてしばらく探したのですが、資料請求して取り寄せなければならない「入学要項」の中に説明がありました。基本的に、資料請求→インターネット出願の順を辿るべきのようです。
(とはいえ、結局大学卒業の方は卒業証明書が必要というだけのことでした。)
この資料請求も近大ホームページから簡単にできますが、私の様にインターネット出願をしてから資料請求が必要なことに気づいていたのではタイムロスです。
前頁で既に触れたように、とにかく早く出願してテキストを手に入れることが大切です。
入学を決めたらさっさと資料請求→インターネット出願の手続きをしてしまいましょう。
最近はコンビニで発行できたりしますが、大学から卒業証明書を取り寄せるのに更に時間がかかったりするので、これも出願前から請求しておいたら良いです。
ちなみに出願時には、選択科目の「図書・図書館史」「図書館実習」「図書館サービス特論」「図書館情報資源特論」の4科目の中から2科目を選ばなければいけません。
「図書・図書館史」は先生の講評が優しいことに定評があり、内容も面白いのでお勧めです。歴史が好きならこの科目です。※ちなみに、図書館史は必修科目ではないのですが、司書採用試験の専門科目で頻出の問題範囲でもあります。
「図書館情報資源特論」は、図書館を取り巻く法制度についてが中心でしょうか。大学時代に法学科だった方にはなじみ深い内容だと思います。
「図書館サービス特論」は、レポートの内容が身近な公共図書館の調査だったので、図書館概論・図書館サービス概論と並行してまとめられそうな科目です。
ぜひ自分の興味のある科目を選んでください。
近畿大学入学前に知っておきたいこと
「近大 司書」などで検索して既によくご存じの方もいるかもしれませんが、私がもっと太字で大々的に教えておいてほしいと思った情報を綴っておきます。
1. レポートは入学前から書き始める
近大司書コースの入学時期は前期が4月、後期が10月です。
レポート提出は正式入学の4月または10月以降からしか受け付けていませんが、
だからといって入学してから書き始めようとしていたのでは遅いです
(1年たっぷり在籍しようとしたらもう少し余裕があるかもしれません)。
入学してからは試験準備にメディア授業も受講しなければならず、かなり忙しいで
す。
皆さんも言っておられるように、できるだけ早く入学願書を送ってテキストを送付
してもらい、早々にレポートに着手しておいた方が良いです。
2. 終末試験の受験申込条件は、事前にレポートを提出していること
通信授業11科目の単位修得の条件は、レポートと終末試験の両方に合格しているこ
とです(この他に後述の面接授業2科目があります)。
ところが、この終末試験は、事前にレポートを提出して自分で受験を申し込みしな
ければ、受けることができません。
3. 面接・メディア授業の申込条件は、事前にレポートを提出していること
「情報資源組織演習」と「情報サービス演習」は、スクーリングかメディア授業か
を選択できる2科目ですが、この受講の申込条件がそれぞれ「情報資源組織論」と
「情報サービス論」のレポートを提出していることな上に、申込締め切りが入学直後
です。
しかもこの2科目の試験は、前期と後期に1回ずつしか受験できないため、たとえ
1年在籍する予定の人でも、早めに受けておくに越したことはありません。
このため、とにかく11科目のレポートを早く終わらせることが肝要です。
図書館司書になりたいと思ったら
在職中の社会人が心機一転して図書館司書になりたいと思ったら、最短半年でなれるようです。
そういうわけで、2021年10月から近畿大学通信教育部図書館司書コースに入学して、司書資格取得&専任司書採用(自治体職員)を目指しています。
図書館……子供のころから本が好きで司書になりたかったのですが、残念ながら正規の司書募集はなかなか数が少ないのが現状です。
本が好きで司書になりたいと思っている方はたくさんいらっしゃるのでしょうが、新卒で正規で、となると更に狭き門のように思えます。
私も学生の間に大学図書館や公立図書館でアルバイトしていましたが、司書は募集が少ないと聞いて諦めたクチです。それからどうしたかというと、行政職として地方公務員になってたまたま図書館に配属されるという僅かな希望にすがり、公務員になりました( ´∀` )!
まあ、うちの自治体は数年前から図書館に指定管理者制度を導入していたので、無理でしたけどね(笑)務めていたら行政事務自体も面白かったです。図書館が好きな中でも、公共サービスや地域福祉といった分野に興味がある方は、地方自治体の行政も面白いと感じるのではないでしょうか?
余談ですが、コストカットを優先して図書館運営をすべてアウトソーシングしている弊自治体のように、図書館職員には「若くて未経験だけど本が好き」という情熱よりも、事務能力やこれまでの経験を求められることも多いのではないかと思います。
そう考えると、図書館の設置主体である地方自治体や関連組織で事務スキルを磨きながら転職の機会を待つというのも悪くない手なのでは……?図書館は閉じられた世界ですし、現場にも前職のある中途採用や非正規の方がほとんどだった記憶があります(;'∀')
とはいえ、正規の司書採用までは目指さずとも資格を取りたいという方もいらっしゃるでしょう!
近大で通信学習をするにあたって、少しでもお力添えできるような記事を投稿していきます。